FXには「ストップ狩り」と呼ばれる用語があります。
ストップ狩りとは、ストップロス(損切り注文)の集中している価格帯を狙った手法のことで、大きく下記の2種類に分かれます。
- 大口の機関投資家やヘッジファンドによる合法的なストップ狩り
- FX会社がレートを操作して、顧客に損失を出させる不正なストップ狩り
もちろん、HFM(HotForex)では、不正にレートを動かして顧客へ損失を出させるようなことは行なっていません。
このページでは、2種類のストップ狩りと、HFM(HotForex)でストップ狩りが発生しない理由について、詳しく解説していきます。
ストップ狩りとは?
まず、ストップ狩りについて正しく理解しましょう。
FX取引でポジションを保有する際には、多くのトレーダーがストップロス(損切り注文)を設定します。
ストップロスを設定するエリアは、主に以下のような価格帯に集中します。
- ラウンドナンバー(100.0や90.5などキリの良い数字)
- 直近や日足、週足などの高値や安値
- 目立つ押し目や戻り目
- レンジの上限、下限付近
こちらは、あるFX会社が提供している顧客のオーダー情報ですが、保有ポジションやストップロス注文に偏りが見られます。
このような価格帯を狙って、個人投資家へ損失を出させる行為をストップ狩りといいます。
ストップ狩りは、大きく分けると以下の2種類があります。
- 大口の機関投資家やヘッジファンド、銀行などによる一般投資家の損切り注文を狙ったストップ狩り
- FX会社が不正なレート操作を行なって、顧客へ損失を出させるストップ狩り
大口の機関投資家やヘッジファンド、銀行によるストップ狩り
FX市場では1日に数百兆円以上の為替が取引され、以下のような投資家が市場へ参加しています。
- 銀行・証券会社
- 各国中央銀行
- 機関投資家
- 一般企業
- 個人投資家
この中で、相場の動きに大きな影響力を持つのが大口の機関投資家で、マーケットの約7~
8割を占めるほどです。
機関投資家は、一般の個人投資家に損失を出させることで利益を得ており、ストップ狩りはその代表的な手口です。
下記の画像をご覧ください。
赤丸で付けた価格帯は何度も跳ね返されており、赤丸の下あたりに大量のストップロス(損切り注文)が集中している可能性が高いと考えられます。
そして、この付近へレートが近づくと以下のような動きが予想できます。
- 「何度も跳ね返されているから、今回も上昇するだろう」と考えた買い方の注文が入る
- 赤丸の下に損切り注文を設定する
- 機関投資家が保有している大量の買い注文を決済(買いの反対は売りなのでレートが下がる)、または新規の売り注文を大量に入れる
- 価格が損切りを巻き込み一気に下落する
- 下がりきったところで、先ほどの空売りを決済(売りの反対は買いなのでレートは上昇する)、または新規の買い注文を大量に行う
- 節目の価格帯を破ったことで、新規に売りを入れた個人投資家の損切りを巻き込みレートが一気に上がる
これが、よくあるストップ狩りの出口です。
上記のストップ狩りは機関投資家による合法的な売買ですから、不正・違法行為ではありません。
ストップ狩り=不正と誤解しないようにしましょう。
FX会社の不正なレート操作によるストップ狩り
FX会社がレート操作を行い、顧客へ損失を出させるストップ狩りは完全に不正行為です。
FX会社は顧客の注文情報を把握できるため、ストップ注文が集中している価格帯、ストップ狩りを行えば自社の顧客にどれぐらいの損失が生じるかが分かります。
そのため、不正なストップ狩りと断定できない範囲でレート操作を行おうと思えば行えるのです。
後ほど解説しますが、自社専用のオリジナル取引ツールを採用している会社の場合、意図的なストップ狩りを行うことが可能なので注意が必要です。
HFM(HotForex)でストップ狩りがない理由
HFM(HotForex)では、意図的なストップ狩りを行なって顧客へ損失を出させるようなことは100%ありません。
HFM(HotForex)で不正がストップ狩りがない理由を見ていきましょう。
取引方式が透明性の高いNDD方式
FX会社が顧客の注文を処理する方式は、
- 海外FX会社の多くが採用しているNDD方式
- 国内FX業者が採用しているDD方式
の2種類があります。
- DD(ディーリング・デスク)方式
→国内FX会社の多くが採用している方式。顧客の注文をいったんFX会社が呑み、カバー先へ流すかどうかを判断する。顧客と業者の相対取引となるため、顧客の利益が業者の損失となる。 - NDD(ノー・ディーリング・デスク)方式
→顧客の注文をカバー先の銀行、LP(リクオートプロバイダー)へ直接流す方式。FX会社は、スプレッドや取引手数料が利益を得る仕組みになっている。
上記でお分かりの通り、国内FX業者が採用しているDD方式は顧客の利益が業者の損失となるため、利益を出しすぎるとアカウントを凍結されるケースもあるようです。
HFM(HotForex)は、透明性の高いNDD方式で顧客の注文を処理しており、顧客の利益と業者の利益が相反することはありません。
MT4、MT5を採用している
HFM(HotForex)では、取引用のプラットホームに世界中のトレーダーに利用されているMT4とMT5を採用しています。
利用しているサーバーは会社ごとに異なるため、価格に多少の誤差が生じる可能性はありますが、HFM(HotForex)の価格だけが他社と大きく異なるということはありません。
したがって、HFM(HotForex)が不正なストップ狩りを行えばすぐにバレてしまいます。
ちなみに、国内FX業者は自社専用ツールを提供しているところが多いですが、ツールを利用している顧客が限られているため、意図的なストップ狩りがあったとしてもそれを特定することは困難です。
また、注文処理がDD方式ということもあり、透明性という点では疑問点が残ります。
HFM(HotForex)のストップ狩りまとめ
最後に、HFM(HotForex)のストップ狩りについてまとめます。
- ストップ狩りには、大口の機関投資家による合法的な行為とFX会社による不正な行為の2種類がある
- HFM(HotForex)は顧客の注文をNDD方式で処理しており、顧客と業者の利益が相反することがないため、透明性の高い取引を行える
- 世界中で利用されているMT4とMT5を採用しているため、あからさまなストップ狩りを行うことは考えられない