HFM(HotForex)は、2010年に設立された業界大手の海外FX会社です。
豪華なボーナスやキャンペーンに加え、高水準の取引環境を提供しており、世界中のトレーダーから高い支持を獲得しています。
今回は、FXの取引手法の中で上級者に人気の「両建て」をテーマに、HFM(HotForex)で両建てを行う際の注意点などを詳しく解説していきます。
HFM(HotForex)の両建てとは?
両建てとは、同一通貨ペアの買い(ロング)と売り(ショート)のポジションを同時に保有する取引手法です。
両建てには、以下のメリットがあります。
相場の方向が分かりにくい場面で損失を固定できる
「現在は損失が出ているけど、相場の流れが分からないのでもう少し様子を見たい」という場面で両建てを使うと、損失の拡大を防げます。
例えば、USD/JPYが135円の時に買いポジションを保有したとします。
そこから125円まで下落すると、-10円の損失です。
しかし、「円安が続きそうなので、損切りはしたくない」と思い、125円で売りポジションを保有して両建てにすると、どちらへ動いても損失は-10円のままです。
もし、120円まで下落したときに両建てを解消しても損失は-10円ですし、135円まで戻ったときに売りポジションを決済し、価格が上がっていけば買いポジションがプラスになります。
つなぎ売買で買い・売りの両方で利益を出せる
つなぎ売買は様々な方法がありますが、買いポジションを持っている状態で、価格の下落が予想されるときに買いポジションを保有したまま空売りを行う、という使い方が一般的です。
例えば、USD/JPYが120円の時に買いポジションを保有し、価格が130円まで上がると10円のプラスです。
その場面で「そろそろ調整が入りそうだけど、最終的にはもっと上がる」と予想した場合、買いポジションを持ったまま売りポジションを保有します。
予想通りに価格が下がれば売りポジションの利益を取れ、再び上昇に転じたところで売りポジションを利確すれば、今度は残した買いポジションの利益が増えていきます。
HFM(HotForex)では両建ては可能
HFM(HotForex)では、同一口座内での両建ては認められています。
ただし、下記の両建ては禁止されていますのでご注意下さい。
複数口座間での両建ては禁止
HFM(HotForex)では、1つのアカウントで最大7口座まで追加できますが、両建てができるのは1つのアカウント内のみです。
複数アカウントを使っての両建ては禁止されていますので、ご注意ください。
複数業者・グループ間での両建ては禁止
また、HFM(HotForex)と他のFX会社を使っての両建ても禁止されています。
これは、ゼロカットシステムの悪用を防ぐためです。
- HotForexの口座へ10万円、ゼロカットシステムを採用している他社へ10万円を入金します。
- 雇用統計、FOMCなど大きな経済指標時に、HotForexでUSD/JPYの買いポジションを10万通貨(1ロット)保有、他社でUSD/JPYの売りポジションを10万通貨(1ロット)保有します。これで、両建てとなります。
- 指標で大きくレートが動き、150pips上昇したとします。
- この時に
・HotForexでは、15万円(1000円x150pips)の利益が出ます。
・他社では15万円の損失が出るはずですが、ゼロカットシステムがあるので損失分は10万円です。
したがって、5万円の利益が出ます。
このような禁止行為が見つかると、アカウント凍結だけでなく出金拒否のリスクもありますから、絶対に行わないでください。
異なる業者間でも、M4、MT5を使っているとバレる可能性があります。
また、海外FX会社は仲介業者を通じて売買注文を処理することがあり、仲介業者経由で複数業者間の両建てが発覚する可能性も高いです。
HFM(HotForex)で両建てを行う際の注意点
次に、HFM(HotForex)で両建てを行う際の注意点を解説します。
コストが2倍かかる
両建てを行った場合、買いと売りの両方にスプレッドがかかります。
また、ポジションを日またぎで持ち越した場合にはスワップポイントも両方にかかります。
損失が拡大するリスクがある
両建てにすれば一時的に損失拡大を防げますが、タイミングを見計らって解消する必要があります。
両建てを外したあとで、予想通りにレートが動くとは限らないため、失敗すると損失が拡大するリスクがあることを理解しておきましょう。
HFM(HotForex)の両建てまとめ
最後に、HFM(HotForex)の両建てについてまとめます。
- HFM(HotForex)では、同一口座内に限り両建てが認められている
- 複数口座間、複数業者間、グループや家族間での両建ては禁止
- スプレッド、スワップなどのコストが2倍になる点に注意が必要